【KATO版】Nゲージ モジュールレイアウト規格

Nゲージ(鉄道模型)のモジュールレイアウトに関する規格を作成する際には、接続の互換性、モジュールのサイズ、電気配線の標準化などを考慮する必要があります。

これにより、複数の人が個別に作成したモジュールを集めて、一貫性のあるレイアウトが構築できます。

世の中には様々な規格がありますが、本規格の特徴として「スライド線路を使用しない」「KATOの高架線路と容易に接続可能」という点を重視しました。

また私がKATO製のレールシステムを使用していることから、T-TRAKの規格を参考に寸法を設定しました。

目次

直線モジュールの寸法

幅(横方向)

標準モジュールの幅は620mm。310mmの場合、2個製作する。

奥行(縦方向)

標準210mmとし、355mmまで拡張可。最大奥行寸法は、KATOのT-TRAKモジュールボードキットの奥行サイズと同寸法となります。

高さ

60mm。モジュールの台面を60mmにすることにより、KATOの高架線路(V13 複線高架線路基本セットなど)と接続可能となります。

レール位置

モジュールの端部から38mmの位置にKATOの複線直線線路の端部を合わせる。

左右はモジュールボードから1mmづつ、レール端がはみ出ている状態にする。

※レール位置は T-TRAK規格と同じです。

【例】310mmの場合

310mm幅で製作する場合、2個製作し、620mm幅になるようお願いいたします。

曲線モジュール

複線曲線R414/381。記事作成中。

レール規格

レール種類

KATOのユニトラック複線線路。(Nゲージ:複線33mm間隔)

曲線半径

複線曲線R414/381。

レール勾配

無し。走行安定性を考慮し、勾配は設けない規格とする。

接続部分

レールの端部

モジュール同士をスムーズに接続するために、モジュールの端部にはユニジョイナー複線線路を使用する。(中間部のレールはフレキシブルレールでも可)

レールの電気接続

モジュールにはフィーダー線路を設置する。(ターミナルユニジョイナーでも可)

フィーダー線は、手前側(基点側)から「白→→白→」とする。(オーバルに配置した際に観客側が白となる)

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ジオラマの基準

情景・装飾

自由。モジュールボードからはみ出さなければOK。

建築限界

線路周辺の建築限界は、KATOのリレーラー(品番:24-000)などに付属の「ユニジョイナーはずし」の範囲を基準とする。

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モジュールボード

木製やプラスチック、鋼板などの反りがでない材質とする。特に、薄いべニアなどはご注意ください。

電飾について

電飾等で給電が必要な場合、レールから給電せず別回路(乾電池や別ACアダプター等)とする。

推奨項目

ポイントについて

走行安定性を重視すると、ポイントは無い方がよいですが、設ける場合、スプリングポイント(進行方向に対して逆向き)状態に設置する。

進行方向に対して分岐させるポイントの場合、電動状態とし確実に切り替えできるように配慮する。

架線柱について

KATO製の架線柱を使用する場合、柱を支えるベース部のみ残し、線路下のパーツは切り落とす。

KATO製の架線柱はベース部のパーツをユニトラック線路の下に設置する構造となっています。そのまま架線柱を設置すると、線路が多少なりと浮き上がった状態となり、列車走行時に線路が波打つため、可能であれば柱部分のみにした方がよいです。

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モジュール規格のまとめ

この規格によって、異なる制作者が作成したモジュール同士の互換性を確保し、よりスムーズなレイアウト運用が可能になります。

モジュールの大きさや接続部分の規格化により、容易に接続できるとともに、運転会や展示会でも皆でレイアウトを楽しむことができます。

さらに詳細な部分や特定のニーズに応じて、規格をさらに微調整することも考慮できますが、基本的な枠組みとしてご提案させていただきました。

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