我が家では2台目となる3Dプリンター「Creality Ender-3 S1」を購入したのでレビューします。
1台目はVoxelab Aquila 3Dです。詳しく知りたい方は別記事にまとめています↓
Creality Ender-3 S1では、Voxelab Aquila 3Dで無かったオートレベリング機能やフィラメント切れ検知センサーなどが付いて使い勝手が向上しました。
また組立式ながらもほとんどのパーツが組立済の状態で届くため組立の時間が少なくスタートできます。
Creality Ender-3 S1 3Dプリンターの内容物
Amazonで新品で購入し、大きな段ボールで届きました。(外箱などはなく、この段ボールに発送伝票は貼られて送られてきました)
中には緩衝材により奇麗に梱包されており、日本語説明書も入っています。
組立に必要な工具からテスト用フィラメントまで追加で購入する必要はなく、届いて組み立てればすぐに使える状態にできます。
テーブルに貼り付いているマグネットシートが少し曲がっていましたが、取り出して貼りなおしたところ問題なくまっすぐになりました。輸送時の影響で少しずれただけだったようです。
ガントリーフレーム側のパーツも取り出します。ほとんど組立済でこれは助かります。
ベースフレーム側も組みあがった状態です。
Creality Ender-3 S1 3Dプリンターの組立
それでは組立スタートです。
先ほど取り出したガントリーフレームにノズルキットをねじで固定します。
ガントリーフレームとベースフレームをネジで固定します。
ディスプレイをベースフレーム右側にネジで固定します。
フィラメントホルダーをフレームに固定し、フィラメント検知センサーのコネクターを差し込みます。
ベースフレーム側に刺さっていないコネクターを差し込みます。中央のコネクターは使いません。
X軸に動くモーターとリミットスイッチのコネクターも差し込みます。
ノズル側のコネクターを最後に差し込みます。
完成です!作業に慣れていれば30分くらいで組立できるくらい簡単にできました。
写真のネジや予備パーツは使いませんので片づけておきます。
3Dプリンター本体のベースフレーム側には工具を入れるスペースがあるので小物を入れておけます。
Creality Ender-3 S1 3Dプリンターのテスト印刷
電源を入れる前に、ベースフレーム後ろ側に電圧切り替えスイッチがあるので、115V側に合わせます。
電源を立ち上げた後は「レベリング」を選択し実行すると自動でレベリング調整されます。その後、Z軸補正でノズルとテーブルの隙間をA4用紙1枚分の厚さになるように調整すればOKです。
付属のSDカード内に「cat(猫)」というデータがあったので試しに印刷してみます。
この部分にSDカードは裏向きに差し込みます。
フィラメントをフィラメント検知センサーに通してノズルにセットします。このセンサーはフィラメント切れを検知して自動で停止するようです。
Z軸のモーターは、Voxelab Aquila 3Dでは片側の1か所のみでしたがCreality Ender-3 S1では両側にモーターが付いており、さらにZ軸同士がベルトで固定されているため安定性が期待できます。
印刷開始
※テスト印刷で時間がなかったので印刷速度を150%で行いました。
マグネットシートはベースフレームから簡単に外せるのは良いのですが、ガラステーブルと違い定着力が強く外すのに工夫が必要です。
頭の部分、途中で印刷一時停止した線が2本出ていますね。停電やフィラメント切れで一時停止した際はこのようなラインが見えることに注意が必要です。
Creality Ender-3 S1 と前に購入したVoxelab Aquila 3D との比較
1台目に購入したVoxelab Aquila 3D との比較して、Ender-3 S1のメリット&デメリットをまとめてみました。
Ender-3 S1のメリット&デメリット
- フィラメントを押し出すモーターがノズル部(ダイレクト式)にあり柔らかい素材も印刷可能
- オートレベリング機能付で調整が楽
- フィラメント切れ検知センサー付で安心
- Z軸モーターが2個(デュアルZ軸)
- 簡易工具付き
- SDカードがフルサイズになって使いやすい
- テーブルがガラスではない(個人的にマグネットシートよりガラステーブルのほうが好き)
- 値段が高い
- 騒音については、ほとんど違いは無い
- 印刷可能サイズは、ほぼ同じ
Creality Ender-3 S1 3Dプリンターのまとめ
Creality Ender-3 S1 は、オートレベリング機能付で印刷前の調整が凄く楽になり印刷が楽しくなりました。値段は多少高いですが値段相当の機能やスペックをもった3Dプリンターという印象です。
組立式ながら保証期間のサポートは1年間あるとのことなので初心者にも安心です。