前回、Arduinoを使ってクレーンゲームを自作しましたが、今回は業務向けの本格的な自作キットを使ってクレーンゲームを製作していきます。
自作クレーンゲームの設計
自作キットの選定
今回も筐体サイズは300mm幅ほどを目標にしたいので、Aliexpress より下記キットを購入します。
主要な部品はキットに付属するので追加購入は必要ないですがAC電源コードやサービスSWなど細かい部品は用意する必要がありそうです。
アルミフレーム設計
アルミフレームのみというより、3Dパーツやイメージ設計を3DCADですべて終わらせます。
この設計が一番時間と頭を使いますね。
アームが動くフィールドはすべて透明アクリル板で塞いでしまいますので、右側に扉を設けます。
鍵は無いですが家庭で遊ぶ用途であればこれで十分です。
自作クレーンゲームの製作
自作キットが自宅に到着
注文した自作キットが届きました。
一旦、すべて開封して動作確認を行います。
この手のキットには説明書という親切なものは付属しておらず、基板のコネクターサイズや基板に印字された文字を見ながら配線していきます。
電圧が怪しい箇所はテスターで確認しながら進めます。
適当なスピーカーがあるとクレーンアームユニットを乗せて動作テストしやすいです。(笑)
ボタンとスティックもキラキラ光ります!
メイン基板への配線は↑これだけです。残りの基板の空いているコネクターには差してはいけません。
コイン投入機には2つケーブルが来ていますが、緑色があるコネクタを使います。
モニターはコイン数と残り時間が表示されるタイプ。
スピーカーの配線は白&白のケーブルでした。もっと分かりやすくして欲しい…
アルミフレームが自宅に到着
アルミフレーム一式が届きました。ネジが半端ない量です。
業者にてカットして貰ったので切断面が綺麗に揃っています。有難い。
アルミフレーム同士の固定は、アルミフレーム溝へ専用ナットを入れてボルトで固定していきます。
底面から組立。
アルミフレーム底の足4か所にはアジャスタパットをつけたので、足の高さを微調整可能です。
右側の扉部分を設置。
簡易の留め具でロックできます。
アルミフレーム全体が完成!
透明アクリル板と白プレートが自宅に到着
↑左が透明アクリル板です。この板たちがかなり高価で買うか最後まで悩みました。
白プレートの方は、白樹脂をスチール板で挟んでいる合板で強度があります。さらにマグネット(磁石)も付きます。
透明アクリル板も3mm厚ですので強度もある上にガラスと違い軽いです。
白プレートはテーブル面と背面、頂部の天板に使用します。
残りは透明アクリル板と3Dプリンターによる黒樹脂で製作していきます。
プレートを設置するとイメージが完成イメージが湧いてきました。
3Dプリンターで部品を作る
残りは3Dプリンターによりパーツを印刷していきます。
まずは景品口のガード板です。
コイン投入機や景品口の板を印刷します。
モニター固定の部品を印刷。
スピーカーは音抜けが良いようにスリットを設けます。
スイッチング電源はアルミフレーム底面に木材を固定し、その上に固定しました。
右上に写っているヒューズとスイッチはキットに付属しないので別で手配しました。
メイン基板はきちんと固定してから配線をします。
アルミフレームへアームユニット一式が乗る用の約250mmのシャフトを配置します。シャフトはキットには付属しないのでAmazonで手配します。
ここまで来たらアームユニット一式を乗せれます。
シャフトを支持する左側2つの3Dパーツはリミットスイッチが当たるように設計しています。
照明を頂部の天板裏に取り付けします。
照明が付くと明るくなってテンション上がります(^^♪
最後にコントローラー部を3Dパーツで作成したら完成です!
完成動画!紹介
最後まで見ていただきありがとうございました(^^♪